脱水の回転数はカタログにない。大手5社50機種で確かめた
洗濯機50機種の「脱水回転数」さがし
- 大手5社50機種(縦型29・ドラム21)の公式仕様ページを1つずつ開いたが、脱水回転数を書いている機種はなかった
- 取扱説明書17冊まで読んで、回転数を数字で書いていたのはアクアの2023年モデル1冊だけ(標準800回転・スピード1200回転)。後継機では同じ欄が「ふつう/しっかり」に変わっていた
- 数字が公表されていたのは2社4機種で800〜1200回転/分。すべてドラム式で、縦型の実数は見つからなかった
この記事で比べた商品
アクア AQW-DXS12A
脱水の強さは3段階。2年前の同社機は、同じ欄が「800回転」だった
¥192,640 楽天・2026年8月21日確認
- 取扱説明書のコース一覧に「脱水強さ」の列があり、やさしく/ふつう/しっかりの3段階を選べる
- 標準コースは「ふつう」で脱水約4分、スピードコースは「しっかり」で脱水約3〜4分と、コースごとに公表されている
- 3段階が何回転なのかは書かれていない。同社の2023年モデル AQW-DX12P では、同じ欄が標準800回転・スピード1200回転と数字だった
パナソニック NA-FA12V6
縦型で「脱水回転数を抑える」と書いてある1台。何回転かは書いていない
¥169,290 楽天・2026年9月6日確認
- 取扱説明書に「ソフト脱水」の説明があり、「脱水回転数を通常の脱水より抑えて、やさしく脱水します」と書かれている
- おうちクリーニングコースの案内に「脱水シワや形くずれを抑えたいときは、『ソフト脱水』をおすすめします」と、使いどころまで書かれている
- 通常が何回転で、ソフトが何回転かは書かれていない。設定は入/切の2つだけ
パナソニック NA-LX129EL
設定画面に「脱水回転数」の項目がある。中身は入と切だけ
¥318,707 楽天・2026年9月6日確認
- 取扱説明書の設定変更一覧に「脱水回転数」という項目がそのまま載っている。今回読んだ17冊のうち、設定の項目名が「脱水回転数」になっていたのはこの機種だけ
- 内容は「脱水回転数を抑える(振動や音を抑える)」で、お買い上げ時は「切」
- 項目名は回転数でも、選べるのは入と切の2つ。何回転から何回転に落ちるのかは書かれていない
アクア AQW-VP14B
縦型の調整は回転数ではなく時間。標準コースの脱水は約6〜7分
¥186,780 楽天・2026年9月6日確認
- 取扱説明書のコース表に脱水時間が書かれている。標準は約6〜7分、おいそぎは約3分、シワ低減は「やわらか」で約5〜6分
- お好み設定で脱水を1〜15分の範囲で選べる。「やわらか3分・5分」も選択肢にある
- 「脱水回転数を抑えてやさしく脱水します」とは書かれているが、数字はない。ユーザーが動かせるのは時間の側だけ
脱水が強いほど水が飛んで、干しても早く乾く。ここまでは、洗濯機の説明でよく見る話です。
では、自分の洗濯機は何回転で回っているのか。大手5社50機種の公式仕様ページを1つずつ開きましたが、脱水回転数を書いている機種はありませんでした。
取扱説明書17冊まで読み進めて、回転数を数字で書いていたのは1冊だけです。
あらいまる「水量も電気代も公式の数字で計算できたのに、脱水だけは数字そのものが出てきませんでした。無いことを確かめるのに、いちばん時間がかかりました」
この記事で何度も出てくる「脱水回転数」は、脱水のときに洗濯槽が1分間に何回転するかを表す数字です。海外では機種選びの目安として使われていて、rpm(アール・ピー・エム)とも書かれます。
先に結論——数字は、ほとんど公表されていない
- 大手5社50機種(縦型29機種・ドラム式21機種)の公式仕様ページに、脱水回転数の記載はありませんでした
- 取扱説明書17冊のうち、回転数を数字で書いていたのはアクアの2023年モデル AQW-DX12P だけ。標準コース800回転、スピードコース1200回転と、コースごとに書かれています
- その後継にあたる2025年モデル AQW-DXS12A では、同じ欄が「やさしく/ふつう/しっかり」の3段階に変わり、数字は消えていました。コースの脱水時間と所要時間は2世代で同じです
- 数字が公表されていたのは2社4機種で、幅は800〜1200回転/分。すべてドラム式で、縦型で数字を出している機種は今回見つかりませんでした
- 代わりに各社が書いているのは「回転数を抑える」「脱水具合を3段階」といった向きの言葉です。抑えると振動・音・シワが減り、運転時間は長くなる、という説明でした
アクア AQW-DXS12A|脱水の強さは3段階。2年前の同社機は、同じ欄が「800回転」だった
- 取扱説明書のコース一覧に「脱水強さ」の列があり、やさしく/ふつう/しっかりの3段階を選べる
- 標準コースは「ふつう」で脱水約4分、スピードコースは「しっかり」で脱水約3〜4分と、コースごとに公表されている
- 洗濯12kg・乾燥6kgで、脱水の強さを衣類ごとに変えられる数少ない現行機
- 3段階が何回転なのかは書かれていない。同社の2023年モデル AQW-DX12P では、同じ欄が標準800回転・スピード1200回転と数字だった
- 公式の製品ページにも脱水回転数の記載はない(今回確認した50機種と同じ)
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パナソニック NA-FA12V6|縦型で「脱水回転数を抑える」と書いてある1台。何回転かは書いていない
- 取扱説明書に「ソフト脱水」の説明があり、「脱水回転数を通常の脱水より抑えて、やさしく脱水します」と書かれている
- おうちクリーニングコースの案内に「脱水シワや形くずれを抑えたいときは、『ソフト脱水』をおすすめします」と、使いどころまで書かれている
- 洗濯12kgの縦型で、脱水の強さを弱める側に振れる
- 通常が何回転で、ソフトが何回転かは書かれていない。設定は入/切の2つだけ
- 公式の仕様ページにも回転数の欄はない
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パナソニック NA-LX129EL|設定画面に「脱水回転数」の項目がある。中身は入と切だけ
- 取扱説明書の設定変更一覧に「脱水回転数」という項目がそのまま載っている。今回読んだ17冊のうち、設定の項目名が「脱水回転数」になっていたのはこの機種だけ
- 内容は「脱水回転数を抑える(振動や音を抑える)」で、お買い上げ時は「切」
- 「『入』にすると、運転時間が長くなります」と、回転数と時間の関係まで書かれている
- 項目名は回転数でも、選べるのは入と切の2つ。何回転から何回転に落ちるのかは書かれていない
- 今回の主役4機種で最も高く、楽天市場の表示は32万円台
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アクア AQW-VP14B|縦型の調整は回転数ではなく時間。標準コースの脱水は約6〜7分
- 取扱説明書のコース表に脱水時間が書かれている。標準は約6〜7分、おいそぎは約3分、シワ低減は「やわらか」で約5〜6分
- お好み設定で脱水を1〜15分の範囲で選べる。「やわらか3分・5分」も選択肢にある
- 脱水が弱いと感じたときは脱水時間を延長でき、所要時間は4分長くなると明記されている
- 「脱水回転数を抑えてやさしく脱水します」とは書かれているが、数字はない。ユーザーが動かせるのは時間の側だけ
- 洗濯14kgの大型機で、同社の12kgモデル AQW-VP12B と比べて水量・所要時間が変わる
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大手5社50機種——仕様ページに回転数の欄はなかった
まず、各社の公式仕様ページを1機種ずつ開いて「回転」「rpm」の文字を探しました。結果はこうです。
| メーカー | 確認した機種 | 内訳 | 仕様ページの脱水回転数 |
|---|---|---|---|
| パナソニック | 11機種 | 縦型7・ドラム4 | 記載なし |
| 東芝 | 8機種 | 縦型5・ドラム3 | 記載なし |
| シャープ | 12機種 | 縦型6・ドラム6 | 記載なし |
| アクア | 8機種 | 縦型5・ドラム3 | 記載なし |
| 日立 | 11機種 | 縦型6・ドラム5 | 記載なし |
| 合計 | 50機種 | 縦型29・ドラム21 | 0機種 |
シャープの縦型3機種(ES-GV10L、ES-GV8L、ES-SW11L)だけ「回転」の文字がヒットしましたが、中身は風乾燥の説明でした。「洗濯・脱水槽を回転させて起こした風で洗濯物の水分を飛ばし干し時間を短縮」という一文で、回転数の値ではありません。
日立の仕様ページは表がスクリプトで読み込まれる作りなので、画面と同じ出どころである公式の仕様データ(kadenfan.hitachi.co.jp/wash/common/json/)を直接開いて確かめています。こちらにも「回転」の文字はありませんでした。
取扱説明書17冊——数字が書いてあったのは1冊
仕様ページに無いなら取扱説明書はどうか。6社17冊を開きました。
| メーカー | 取扱説明書の機種 | 種類 | 脱水を調整する機能の呼び名 | 回転数の数字 |
|---|---|---|---|---|
| アクア | AQW-DX12P(2023年モデル) | ドラム | 「脱水回転」(コースごとに表示) | あり(800/1200回転) |
| パナソニック | NA-FA12V6 | 縦型 | ソフト脱水(脱水回転数を抑える) | なし |
| パナソニック | NA-LX129E | ドラム | 設定変更の「脱水回転数」(抑える・入/切) | なし |
| 日立 | BD-STX130J(2022年モデル) | ドラム | 「脱水具合」3段階+「乾燥時の脱水回転数」3段階 | なし |
| 日立 | BW-X120P | 縦型 | 調整機能なし(「脱水具合を検知」の説明のみ) | なし |
| 日立 | PS-65AS2 | 二槽式 | 調整機能なし(脱水は時間で操作) | なし |
| シャープ | ES-GV10L | 縦型 | 該当する記述なし | なし |
| シャープ | ES-12X1 | ドラム | 該当する記述なし | なし |
| シャープ | ES-X11B | ドラム | 該当する記述なし | なし |
| アクア | AQW-VP14B/VP12B | 縦型 | やわらか脱水(脱水回転数を抑える)+脱水時間1〜15分 | なし |
| アクア | AQW-VP10B/VP9B/VP8B | 縦型 | 同上 | なし |
| アクア | AQW-S6R/S5R | 縦型 | 該当する記述なし | なし |
| アクア | AQW-DXS12A | ドラム | 「脱水強さ」3段階(やさしく/ふつう/しっかり) | なし |
| アクア | AQW-D8A | ドラム | 該当する記述なし | なし |
| マクスゼン | JW100WP01/JW110WP01 | 縦型 | ゆっくりモード(回転数減) | なし |
| マクスゼン | JW80WP01 | 縦型 | 該当する記述なし | なし |
| ハイセンス | HW-E5504 | 縦型 | 該当する記述なし | なし |
17冊のうち、脱水の強さを何らかの形で変えられる機種は9冊ぶん。そのうち数字まで書いていたのは、いちばん上の1冊だけでした。
東芝の取扱説明書は、ダウンロードの前に利用規約への同意画面をはさむ作りで、今回は本文を取得できていません。仕様ページ8機種ぶんは確認済みです。
数字が公表されていた4機種——800〜1200回転、すべてドラム式
回転数の実数が公表されていた機種を、出どころごとに並べます。
| メーカー | 機種 | 種類 | 洗濯容量 | 公表されている回転数 | 出どころ |
|---|---|---|---|---|---|
| アクア | AQW-DX12P(2023年モデル) | ドラム | 12kg | 標準800回転/スピード1200回転 | 取扱説明書のコース一覧 |
| ミーレ | W1 洗濯機 WCI 660 WPS | ドラム | 9.0kg | 最大脱水回転数 1200 | 公式オンラインストアの技術データ |
| ミーレ | 洗濯乾燥機 WTD160 WCS | ドラム | 8.0kg(乾燥5.0kg) | 最大脱水回転数 1200 | 同上 |
| ミーレ | 洗濯乾燥機 WTR860 WPM | ドラム | 8.0kg(乾燥5.0kg) | 最大脱水回転数 1200 | 同上 |
2社4機種、幅は800〜1200回転/分でした。4機種ともドラム式で、縦型で数字を出している機種は今回見つかっていません。
つまり、この記事の当初の狙いだった「縦型とドラム式の回転数の差」は、公式の数字だけでは出せませんでした。差を語るには、片方の数字が要ります。
検算——数字が消えても、運転は同じだった
アクアの2機種は、同じ「まっ直ぐドラム」の12kg機で世代が違います。取扱説明書のコース表を並べると、こうなりました。
| コース | AQW-DX12P(2023年) | AQW-DXS12A(2025年) |
|---|---|---|
| 標準・脱水の欄 | 800回転/約4分 | ふつう/約4分 |
| 標準・所要時間 | 27〜29分 | 27〜29分 |
| スピード・脱水の欄 | 1200回転/約3〜4分 | しっかり/約3〜4分 |
| スピード・所要時間 | 15〜19分 | 15〜19分 |
| 念入り・脱水の欄 | 800回転/約3〜6分 | ふつう/約3〜6分 |
| 2度洗い・脱水の欄 | 800回転/約5分 | ふつう/約5分 |
脱水時間も所要時間も、2世代でそろっています。変わったのは表記だけで、「800回転」が「ふつう」に、「1200回転」が「しっかり」に置き換わった形です。
数字が消えたからといって運転が変わったわけではない、と読めます。逆に言えば、いま「ふつう」と書かれている欄の中身は、2年前の書き方なら800回転でした。
あらいまる「同じ表の同じ行が、2年で数字から言葉に変わっていました。無いのではなく、書かなくなったほうが近いと思います」
回転数は何に効くのか——公式が書いているのは向きだけ
数字は出てきませんが、回転数を上げ下げすると何が起きるかは、各社が言葉で書いています。
- 日立 BD-STX130Jの「脱水具合」(弱め/ふつう/しっかり):「脱水ジワが気になるときとは『弱め』、脱水が足りないときや干す時間を短くしたいときは『しっかり』を選んでください」
- 同じ機種の「乾燥時の脱水回転数」(低速/中速/高速):「低速や中速は、乾燥中の振動や音を抑えることができます(運転時間は長くなります)」
- パナソニック NA-LX129Eの設定「脱水回転数」:「脱水回転数を抑える(振動や音を抑える)」「『入』にすると、運転時間が長くなります」
- パナソニック NA-FA12V6の「ソフト脱水」:「脱水回転数を通常の脱水より抑えて、やさしく脱水します。脱水シワや形くずれを抑えることができます」
まとめると、公式が書いているのはこの向きです。
| 回転数を | 起きること(公式の記述より) |
|---|---|
| 下げる | 振動と音が小さくなる。脱水ジワ・形くずれが減る。運転時間は長くなる |
| 上げる | 干す時間を短くできる。乾燥運転の時間も短くなる |
「脱水が足りないときや干す時間を短くしたいときは『しっかり』」という日立の一文が、いちばんはっきりしています。回転数は、脱水後にどれだけ水が残るか、つまり部屋干しの乾きや乾燥運転の長さに効く数字だ、とメーカー自身が書いていることになります。
ただし、どの機種も「何回転で何%の水が残る」という数字は出していません。脱水後の含水率を公表している機種は、今回の50機種にも17冊にもありませんでした。
なぜ載っていないのか——表示が決められている項目に入っていない
洗濯機の表示は、家庭用品品質表示法にもとづく「電気機械器具品質表示規程」で決められています。電気洗濯機の項を開くと、表示することになっているのは次の4つでした。
1. 標準使用水量(日本産業規格C9606に規定する標準使用水量をリットル単位で表示)
2. 外形寸法(幅・奥行・高さをミリメートル単位で表示)
3. 使用上の注意(使用方法・点検や手入れ・設置に関する注意事項)
4. 表示者の氏名または名称
脱水回転数は入っていません。洗濯容量すら、この規程の表示事項には出てきません。標準使用水量が全機種そろって公表されているのは、前に水量を集計した記事のとおり、ここで決められているからです。
決められていない数字は、各社が書くかどうかを自分で選べます。今回の結果は、その選択がそろって「書かない」だったということです。
代わりに公表されている、脱水まわりの数字
脱水について何も分からないわけではありません。今回確認した範囲では、次の数字は各社が出していました。
- 脱水容量(kg):50機種すべてで「洗濯・脱水容量」として公表されています
- 脱水中の運転音(dB):東芝は製品ページに「洗い約32dB 脱水約37dB 乾燥約48dB」(TW-127XP5)、「洗い約31dB 脱水約37dB」(AW-12DPB6)と書いています。一般社団法人日本電機工業会の洗濯機性能評価基準による値だという注記つきです
- コースごとの脱水時間:取扱説明書のコース表に載っています
3つ目は、機種を比べるときに使えます。同じアクアの現行機で並べると、こうでした。
| 機種 | 種類 | 洗濯容量 | 標準コースの脱水時間 |
|---|---|---|---|
| AQW-VP14B | 縦型 | 14kg | 約6〜7分 |
| AQW-DXS12A | ドラム | 12kg | 約4分 |
縦型のほうが長く回しています。ただしこれは1社2機種の比較で、時間が長いことと水が飛ぶことは別の話です。回転数が分からない以上、ここから「ドラム式のほうが脱水が強い」とまでは言えません。
この記事が向かない人
自分の洗濯機が何回転なのかを知りたい人には向きません。今回見た範囲では、その数字は公表されていませんでした。取扱説明書は巻末の仕様欄まで含めて全ページを検索しています。たとえば日立の二槽式 PS-65AS2 の仕様欄に並んでいたのは、種類・電源・洗濯方式・標準洗濯容量・標準脱水容量・標準水量・定格時間・消費電力・外形寸法・質量で、回転数の行はありませんでした。
回転数の数字で機種を選びたい人にも向きません。選べるだけの数字がそろっていないためです。脱水の強さを気にするなら、いまのところ見られるのは「脱水の強さを何段階で変えられるか」と「コースの脱水時間」の2つになります。
縦型とドラム式のどちらが脱水が強いかを知りたい人にも、答えを出せていません。片方の数字が無いからです。
まとめ
- 大手5社50機種(縦型29・ドラム21)の公式仕様ページに、脱水回転数の記載はありませんでした
- 取扱説明書17冊のうち、数字を書いていたのはアクア AQW-DX12P(2023年モデル)の1冊だけ。標準800回転・スピード1200回転です
- 後継の AQW-DXS12A では同じ欄が「ふつう/しっかり」に変わり、脱水時間と所要時間は2世代でそろっていました
- 数字が公表されていたのは2社4機種で800〜1200回転/分。すべてドラム式で、縦型の実数は見つかりませんでした
- 回転数を下げると振動・音・シワが減り運転時間が伸びる、上げると干す時間が短くなる。向きだけは各社が明記しています
- 表示が義務づけられているのは標準使用水量・外形寸法・使用上の注意・表示者名の4つで、脱水回転数は入っていません
商品リンクはAmazon・楽天市場です。商品写真は楽天市場の出品画像で、写真を押すとその商品ページが開きます。ボタンの価格は、ボタンに書いた確認日時点の楽天市場の表示で、変わることがあります。当サイトはAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイトに参加しており、リンク経由の購入で紹介料を得ることがあります。
調査・編集:洗濯図鑑編集部。あらいまるは記事の案内役のキャラクターです(実在の人物ではありません)。
この記事の調べ方と、分からないこと
2026年8月15日に、パナソニック・日立・東芝・シャープ・アクアの5社の公式仕様ページを1機種ずつ開き、「回転」「rpm」「min-1」の文字があるかを機械的に検索しました。縦型29機種・ドラム式21機種の計50機種です。日立の仕様ページは表がスクリプトで読み込まれる作りなので、同じページが読み込んでいる公式の仕様データ(kadenfan.hitachi.co.jp/wash/common/json/)を直接開いて検索しています。
取扱説明書は、各社の公式サイトで配布されているPDFを6社17冊ぶんダウンロードし、全ページのテキストから同じ文字を検索しました。ヒットした箇所は前後の文まで読み、脱水の調整機能かどうかを1つずつ確かめています。表の「該当する記述なし」は、脱水の強さや回転数を調整する機能の説明が見当たらなかったという意味で、脱水そのものの説明はどの取扱説明書にもあります。
ミーレの3機種は、同社の公式オンラインストアの製品ページにある技術データから「最大脱水回転数」を書き写しました。
分からなかったことも書いておきます。第一に、東芝の取扱説明書は、ダウンロードの前に利用規約への同意画面をはさむ作りで、今回は本文を取得できていません。東芝については仕様ページと製品ページの記載だけで判断しています。第二に、アイリスオーヤマの取扱説明書PDFはアクセスが拒否されて読めませんでした。第三に、ミーレの製品情報ページ(www.miele.co.jp)もアクセスが拒否されたため、数値は公式オンラインストア側から取っています。第四に、脱水後にどれだけ水が残るか(含水率・脱水率)を公表している機種は、今回見た範囲では見つかりませんでした。第五に、17冊という母数は各社の全ラインアップではありません。縦型・ドラム式・二槽式が混じるように選んでいて、網羅ではないため、「1冊だけ」という結果はこの17冊の中での話です。
なお、当初は縦型とドラム式の脱水回転数を複数社で集計する予定でした。数字が公表されていなかったため、記事の中身を「どこまで公表されているかの確認」に変えています。
