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洗濯図鑑
洗濯機の「搬入・乾燥・手間」まで数える比較図鑑

洗濯機の保証は本体1年で横並び。部位別の長期保証は2社だけ

あらいまるのアイコン書き手: あらいまる(アライグマ) 初版: 2026年8月21日 / 最終更新: 2026年9月6日

図鑑 No.024

洗濯機メーカー7社の保証規定(本体保証と部位別の長期保証)くらべ

  • 本体保証は7社とも「お買い上げ日から1年」で横並びでした。年数そのもので差はつきません
  • 差がついたのは部位別の長期保証です。パナソニックはドラム式でヒートポンプユニット部3年・水槽の軸受け部5年・ドラムの軸部5年(一部商品対象外)、縦型で軸受け2年。AQUAはドラム式のヒートポンプユニット3年(対象部品はコンプレッサー・熱交換器・配管)
  • シャープ・ハイアール・maxzenの取扱説明書や製品ページには部位別の長期保証の記載が見当たらず、本体1年だけでした。東芝と日立は本体1年は公式で確認できましたが、部位別の有無までは今回の調査範囲では確認できていません
ドラム式の乾燥ユニットの故障が不安な人メーカー保証と販売店の延長保証の違いを整理したい人同じ1年保証でも中身に差があるのか知りたい人どの洗濯機が壊れにくいかを知りたい人(この記事は保証規定の書きぶりを読んだだけで故障率は扱っていません)。販売店の長期保証をどこで付けるか比べたい人(メーカー保証とは別の契約なので扱っていません)

この記事に出てくる商品(写真を押すと本文の購入ブロックへ)

洗濯機のメーカー保証は1年。これはどの売り場でも同じように言われます。

ただ、保証書や取扱説明書の保証欄をよく読むと、そのあとに「ただし」が続くメーカーがあります。ドラム式でいちばん高くつく乾燥ユニットや、槽を支える軸受けだけ、本体より長い年数が設定されていることがあるからです。

そこで、洗濯機を出している各社の公式ページと公式の取扱説明書を開いて、保証欄の書きぶりをそのまま書き写しました。編集部が読んだのは公開されている保証規定で、メーカーに問い合わせたものではありません。

あらいまる「1年という数字は横並びでした。差がついたのは、その先の一行です」

先に結論——本体1年は横並び、差は「ただし」の一行

3行でまとめ

  • 本体保証は、公式ページ・公式の取扱説明書を確認できた7社(パナソニック・東芝・日立・シャープ・AQUA・ハイアール・maxzen)すべてで「お買い上げ日から1年」でした。年数そのもので差はつきません
  • 差が出たのは部位別の長期保証です。パナソニックはドラム式でヒートポンプユニット部3年・水槽の軸受け部5年・ドラムの軸部5年(いずれも一部商品対象外)、縦型で軸受け2年AQUAはドラム式のヒートポンプユニット3年で、対象部品をコンプレッサー・熱交換器・配管と名指ししています
  • 残りの5社では、部位別の長期保証は見つかりませんでした。シャープ・ハイアール・maxzenは本体1年だけの記載。東芝と日立は本体1年までは公式ページで確認できましたが、部位別の有無を書いた公式の記載には今回たどり着けていません

あなたはどれ?

あなたの状況この記事の使い方
ドラム式の乾燥が止まるのが怖い「乾燥ユニットに年数がついている2社」の章へ
縦型を検討している「縦型は軸受けだけ」の章へ(パナソニックのみ年数の記載あり)
メーカー保証と販売店の長期保証の違いを知りたい「販売店の長期保証は別の契約」の章へ
保証が切れたあと何年直せるかを知りたいこの記事ではなく補修用性能部品の記事

7社の保証欄を並べる

各社の公式サポートページ、公式FAQ、公式サイトに置かれた取扱説明書PDFの「保証とアフターサービス」欄を開いて、保証期間の書きぶりを書き写しました。2026年8月21日に確認した内容です。

メーカー本体保証部位別の長期保証確認した公式の情報源
パナソニック(ドラム式)1年ヒートポンプユニット部3年/水槽の軸受け部5年/ドラムの軸部5年(5年の2部位は一部商品対象外)公式FAQ・NA-LX129Eの取扱説明書
パナソニック(縦型)1年軸受け2年公式FAQ・NA-FA12V6の取扱説明書
東芝ライフスタイル1年洗濯機についての記載は見つかりませんでした公式FAQ
日立1年記載は見つかりませんでした公式FAQ
シャープ(ドラム式)1年記載なし(保証欄は1年のみ)ES-11K1の取扱説明書
AQUA(ドラム式)1年ヒートポンプユニット3年(対象部品:コンプレッサー・熱交換器・配管)AQW-DX12Pの取扱説明書
ハイアール(縦型)1年記載なし(保証書の対象部分欄は「本体」1年のみ)JW-U45B/JW-U55Bの取扱説明書
maxzen(縦型)1年記載なしJW90WP01WHの製品ページ

本体1年はきれいに横並びでした。保証期間の長さだけを見て機種を選ぶ意味は、今回の範囲ではほとんどありません。

一方で、部位別の長期保証は2社にしかありませんでした。しかもその2社が年数をつけている場所は、ドラム式でいちばん交換費用がかさむと言われる乾燥ユニットと、槽を支える軸受けです。1年という数字の下に、実質的な差が隠れていたことになります。

乾燥ユニットに年数がついている2社

パナソニック——部位別を一覧ページで公開している

パナソニックは、部位別の複数年保証を公式FAQのページに一覧で載せています。洗濯機・衣類乾燥機に関係する行は次の3つでした。

  • 全自動洗濯機(縦型洗濯機):軸受け 2年
  • ドラム式洗濯乾燥機:ヒートポンプユニット部 3年
  • ドラム式洗濯乾燥機:水槽の軸受け部 5年、ドラムの軸部 5年(いずれも一部商品対象外)

同じページには、冷蔵庫の冷媒循環回路部品5年、エアコンの冷媒循環回路部品5年、電子レンジのマグネトロン2年なども並んでいます。品目をまたいで部位別の年数を1ページにまとめている作りで、今回開いた7社の中でこの形式は同社だけでした。

ここで1つ注意があります。実際のドラム式の取扱説明書(NA-LX129E)の保証欄に書かれていたのは「本体1年間、ただしヒートポンプUは3年間」までで、5年の2部位は取扱説明書のこの欄には出てきませんでした。FAQ側にも「一部商品対象外」と注記があるので、5年の部位が自分の機種に当てはまるかは、手元の保証書で確かめるのが確実な進め方です。

AQUA——対象部品まで名指ししている

AQUAのドラム式洗濯乾燥機(AQW-DX12P)の取扱説明書には、保証期間はお買い上げ日より1年間、ただしヒートポンプユニットは3年、と書かれていました。

この書き方で目を引くのは、そのすぐあとに対象部品が並んでいることです。ヒートポンプユニットの対象部品として、コンプレッサー・熱交換器・配管の3つが名指しされています。「ヒートポンプユニット」という言葉の範囲がどこまでかは、部品の名前が書かれていないと読む側で判断できません。3年という年数より、この一行のほうが実務的には効いてきます。

パナソニックのヒートポンプユニット部3年と、AQUAのヒートポンプユニット3年。ドラム式の乾燥まわりだけ本体より長い、という考え方は2社で共通していました。

縦型は軸受けだけ

縦型(全自動洗濯機)で部位別の年数を公式に見つけられたのは、パナソニックの軸受け2年だけです。ドラム式の3年・5年に比べると短く、部位も1つだけでした。

これは取扱説明書の保証欄でも確認できます。パナソニックの縦型NA-FA12V6の保証欄には、本体1年間、ただし軸受けについては2年間、と書かれていました。同じメーカーでも、縦型とドラム式で「ただし」の中身が違うということです。

縦型にはヒートポンプの乾燥ユニットが載っていない機種が多いので、長期保証をつける先が軸受けに絞られるのは筋の通った並びに見えます。ただ、他の6社の縦型で軸受けに年数をつけた記載は、今回の調査範囲では見つかりませんでした。

1年だけだった3社

シャープ・ハイアール・maxzenは、本体1年のほかに年数の記載がありませんでした。

  • シャープ:ドラム式ES-11K1の取扱説明書の保証欄は、お買いあげの日から1年間、という一行だけでした。同じ欄にある補修用性能部品の保有期間は製造打切後6年と書かれていますが、これは保証とは別の話です
  • ハイアール:縦型JW-U45B/JW-U55Bの取扱説明書には、保証期間はお買い上げ日から1年間(本体)と書かれ、巻末の保証書の「対象部分」欄も本体1年のみでした。あわせて、糸くずフィルターなどの消耗品は保証期間内でも有料になる、と明記されています
  • maxzen:9.0kgの全自動洗濯機JW90WP01WHの公式製品ページの仕様欄に、保証期間1年と書かれていました。同社のサポートページには保証期間は商品によって異なるという説明があるので、機種ごとに製品ページか保証書を見る形になります

東芝ライフスタイルと日立は、本体1年までは公式ページで確認できました。東芝の公式FAQには、保証期間はお買い上げの日から1年間と書かれています。ただし同じFAQで部位別に年数が示されているのは冷蔵庫の冷凍サイクル関連部品(圧縮機・凝縮器・冷却器・冷却器用ファンモーター)5年だけで、洗濯機の部位別については触れられていませんでした。日立の公式FAQも、本体はお買い上げ日より1年間、詳細は製品の保証書で、という案内で止まっています。

この2社については「部位別の長期保証が無い」のではなく、「公式ページに記載が見つかりませんでした」というのが正確なところです。理由は後ろの章に書きます。

販売店の長期保証は別の契約

家電量販店の「5年保証」「10年保証」は、メーカー保証とは別の契約です。販売店や保証会社が提供するもので、この記事で並べた年数とは対象も範囲も別物なので、混ぜて数えないほうがいい部分です。この記事では扱っていません。

紛らわしいのは、メーカー自身が延長保証を出している場合です。パナソニックは、対象の洗濯機を専用アプリ「スマホで洗濯」に接続してCLUB Panasonicから申し込むと、メーカー保証1年に加えて無料で2年、保証を延長する仕組みを公開しています。申し込みは購入日から10か月以内で、無線LAN環境と会員登録が要り、法人・業務用は対象外です。

ただしこれは本体保証の期間が3年になるという話で、部位別の3年・5年がさらに延びるという書き方はされていません。延長保証を申し込んだから乾燥ユニットが安泰、とは読まないほうがよさそうです。

保証が切れたあとの「直せる年数」とは別の話

保証期間と、補修用性能部品の保有期間は混ざりやすい2つです。

  • 保証期間は、無料で直してもらえる期間。数え始めは買った日
  • 補修用性能部品の保有期間は、お金を出せば直せる期間。数え始めはその機種の製造が終わった日

今回開いた取扱説明書にも、パナソニックのドラム式は製造打ち切り後6年、縦型は7年、シャープのドラム式は6年、AQUAのドラム式は6年、ハイアールの洗濯機は6年と書かれていました。部品の保有期間だけを取り上げた記事は別に用意しているので、そちらを見てください。

→ 洗濯機はいつまで直せる?部品が残るのは6年、パナソニックの縦型だけ7年

この記事の調べ方

2026年8月21日に、各メーカーの公式サポートページ・公式FAQ・公式サイトに置かれた取扱説明書PDFの「保証とアフターサービス」欄を開いて、保証期間の記載を書き写しました。公開されている保証規定を読んだもので、メーカーの窓口に問い合わせて確認したものではありません。読んだのは、パナソニックの公式FAQとドラム式NA-LX129E・縦型NA-FA12V6の取扱説明書、東芝ライフスタイルの公式FAQ、日立の公式FAQ、シャープのドラム式ES-11K1の取扱説明書、AQUAのドラム式AQW-DX12Pの取扱説明書、ハイアールの縦型JW-U45B/JW-U55Bの取扱説明書、maxzenの製品ページとサポートページです。

分からなかったことも書いておきます。

第一に、東芝ライフスタイルの洗濯機の取扱説明書PDFは、ダウンロード前に利用規約への同意が要る作りで、今回は保証欄まで到達できませんでした。本体1年は公式FAQで確認できていますが、部位別の長期保証があるかどうかは確認できていません。

第二に、日立の洗濯機の取扱説明書PDFは容量が大きく、今回の取得方法では開けませんでした。日立の公式Webマニュアルには「保証書はお手元の取扱説明書裏表紙」という案内までしか載っておらず、保証書の中身が公開されていないため、部位別の記載の有無は確認できていません。

第三に、アイリスオーヤマは洗濯機の保証期間についてのFAQページが用意されているものの、今回のアクセスでは403(閲覧が拒否される状態)が返り、本文を読めませんでした。読めなかったので、この記事の集計には入れていません。

第四に、三菱電機は公式サイトが403で開けず、現行の洗濯機ラインアップも公式ページでは確認できませんでした。同社は2008年に洗濯機事業から撤退したと当時報じられていますが、今回は公式の一次資料で裏を取れていないため、対象から外しています。

第五に、今回読んだのは各社1〜2機種の保証欄です。同じメーカーでも機種によって「ただし」の中身が違う可能性があり、パナソニックの5年の2部位には公式に「一部商品対象外」の注記もあります。自分の機種にどう書かれているかは、手元の保証書で確かめてください。

第六に、部位別の保証が実際にどう運用されるか(対象部品が壊れたときの判定や、出張料の扱い)は、公開されている保証規定の文面だけでは読み取れませんでした。修理費用の目安も調べていません。

この記事が向かないのは、どの洗濯機が壊れにくいかを知りたい人です。今回扱ったのは保証規定の書きぶりだけで、故障率の話は含んでいません。販売店の長期保証を比べたい人にも向きません。

この記事に出てくる機種

パナソニック NA-FA12V6(縦型・本体1年+軸受け2年)の商品画像(楽天市場)
パナソニック NA-FA12V6(縦型・本体1年+軸受け2年)

Amazonで探す楽天市場で見る ¥169,290(2026年9月6日確認)

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よくある質問

Q. 洗濯機のメーカー保証は何年?

公式ページ・公式の取扱説明書を確認できた7社(パナソニック・東芝ライフスタイル・日立・シャープ・AQUA・ハイアール・maxzen)は、いずれも本体がお買い上げ日から1年でした。年数の面では横並びで、メーカーによる差は今回の範囲では見つかりませんでした。

Q. ドラム式の乾燥ユニットにも1年しか保証がつかない?

メーカーによります。パナソニックのドラム式はヒートポンプユニット部が3年、AQUAのドラム式はヒートポンプユニットが3年で、いずれも本体より長く設定されていました。AQUAは対象部品としてコンプレッサー・熱交換器・配管を明記しています。シャープ・ハイアール・maxzenの保証欄には乾燥ユニットの年数の記載が見当たらず、東芝と日立は部位別の記載を公式ページから見つけられませんでした。

Q. いちばん長い部位別保証は何年?

今回の範囲ではパナソニックのドラム式で、水槽の軸受け部とドラムの軸部の5年でした。ただしこの2つには公式FAQに「一部商品対象外」の注記があり、実際のNA-LX129Eの取扱説明書の保証欄にはヒートポンプユニット3年までしか書かれていませんでした。5年が自分の機種に当てはまるかは保証書での確認が要ります。

Q. 縦型にも部位別の長期保証はある?

今回公式で見つけられたのは、パナソニックの軸受け2年だけです。同社の縦型NA-FA12V6の取扱説明書の保証欄にも、本体1年間・軸受け2年間と書かれていました。ハイアールとmaxzenの縦型は本体1年のみで、他社の縦型で軸受けに年数をつけた記載は今回の調査範囲では見つかりませんでした。

Q. 家電量販店の5年保証をつければ、部位別の保証も一緒に延びる?

販売店の長期保証はメーカー保証とは別の契約なので、この記事の年数とは対象も範囲も分けて考えるところです。メーカー自身の延長保証でも同じで、パナソニックの無料2年延長は本体保証を3年にする仕組みとして案内されていて、部位別の3年・5年をさらに延ばすとは書かれていませんでした。加入先の約款で確認してください。

まとめ

洗濯機のメーカー保証は、7社とも本体1年で横並びでした。「保証が長いメーカー」を探しても、本体の年数では差がつきません。

差が出たのは、保証欄の「ただし」から先です。パナソニックはドラム式でヒートポンプユニット部3年・水槽の軸受け部5年・ドラムの軸部5年(一部商品対象外)、縦型で軸受け2年。AQUAはドラム式のヒートポンプユニット3年を、対象部品の名前つきで書いていました。この2社以外では、部位別の長期保証を見つけられませんでした。

ドラム式で費用が読みにくいのは乾燥まわりです。買う前に見るなら、保証期間の「1年」ではなく、その下の一行を読んでください。

調査・編集:洗濯図鑑編集部。あらいまるは記事の案内役のキャラクターです(実在の人物ではありません)。

出典と保証規定の根拠(2026年8月21日確認)

すべて2026年8月21日に、各メーカーの公式サイト上で確認しました。

パナソニック

東芝ライフスタイル

日立

シャープ

AQUA

ハイアール

maxzen

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この記事の書き手: あらいまる(アライグマ・時短・毎日の手間担当)
洗濯図鑑の「あらいまる」です。毎日の手間と時短の視点で、仕様書とレビューを数えて書きます。
※この記事は公式仕様書と購入者レビューの集約分析です。編集部が実際に使った体験談ではありません。書き手一覧と分析の方法論