洗剤の自動投入つきはどれ?現行26機種とタンク容量430〜1,010mL
洗剤自動投入つき26機種の「タンクと投入できる中身」くらべ
- 5社の現行機で自動投入つきは26機種。タンク容量は約430mL〜約1,010mLで2.3倍の開きがあり、縦型の一部は詰め替え1本が入りきらない
- 自動投入に入れられるのは液体の合成洗剤と柔軟剤まで。おしゃれ着洗剤や酸素系液体漂白剤まで自動で入るのは、3つめのタンクを持つパナソニックとアクアの上位機だけ
- お手入れの公式目安は2〜3か月(日立・パナソニック・アクア)と6か月(シャープ)に割れる。東芝は今回開けた公式ページに頻度の記載が見当たらなかった
洗濯機のカタログに「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」という欄が並ぶようになりました。5社の現行ラインアップを1機種ずつ開いたところ、この欄が埋まっているのは26機種でした。
数字を集めて分かったのは、この機能が「洗剤を量らなくていい機能」ではないということです。自動投入は、銘柄ごとの使用量を先に登録しておく仕組みで、登録した数字がそのまま毎回の投入量になります。量る回数は減りますが、量を決めているのは登録した数字のほうです。
ふわり「洗剤を量る手間はなくなりますが、量そのものを決めているのは、先に登録した数字のほうです」
自動投入つきの現行26機種
各メーカーの公式ページ・取扱説明書・ニュースリリースから、自動投入の対象と、タンク容量、お手入れの目安を集めました。「ー」は公式に記載が見当たらなかったものです。
ドラム式(10機種)
| 機種 | 容量 | 自動投入の対象 | タンク容量 | 公式のお手入れ目安 |
|---|---|---|---|---|
| 日立 BD-STX130M | 13kg/7kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 各約1,000mL | 2〜3か月に1回 |
| 日立 BD-SV120M | 12kg/6kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 洗剤約1,000mL/柔軟剤約700mL | 2〜3か月に1回 |
| パナソニック NA-LX129E | 12kg/6kg | 洗剤・柔軟剤+選べるタンク | 約1,010/約890/約730mL | 3か月ごと |
| パナソニック NA-LX127E | 12kg/6kg | 洗剤・柔軟剤+選べるタンク | 約1,010/約890/約730mL | 3か月ごと |
| パナソニック NA-LX125E | 12kg/6kg | 洗剤・柔軟剤+選べるタンク | 約1,010/約890/約730mL | 3か月ごと |
| パナソニック NA-VG2900 | 10kg/5kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 約870/約580mL | 3か月ごと |
| 東芝 TW-127XH5 | 12kg/7kg | 液体洗剤・柔軟剤 | ー | ー |
| 東芝 TW-127XM5 | 12kg/7kg | 液体洗剤・柔軟剤 | ー | ー |
| 東芝 TW-127XP5 | 12kg/7kg | 液体洗剤・柔軟剤 | ー | ー |
| シャープ ES-12X1 | 12kg/6kg | 液体洗剤・柔軟剤 | ー | 6か月に1回程度 |
縦型(16機種)
| 機種 | 容量 | 自動投入の対象 | タンク容量 | 公式のお手入れ目安 |
|---|---|---|---|---|
| 日立 BW-X120P | 12kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 洗剤約430mL/柔軟剤約530mL | 2〜3か月に1回 |
| パナソニック NA-FA12V6 | 12kg | 洗剤・柔軟剤+選べるタンク | 約730/約550/約500mL | 3か月ごと |
| パナソニック NA-FA10K6 | 10kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 約450/約550mL | 3か月ごと |
| パナソニック NA-FA9K6 | 9kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 約450/約550mL | 3か月ごと |
| パナソニック NA-FA8K6 | 8kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 約450/約550mL | 3か月ごと |
| パナソニック NA-JFA8K6 | 8kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 約450/約550mL | 3か月ごと |
| 東芝 AW-12DPB6 | 12kg | 液体洗剤・柔軟剤 | ー | ー |
| 東芝 AW-10DPB6 | 10kg | 液体洗剤・柔軟剤 | ー | ー |
| 東芝 AW-9DPB6 | 9kg | 液体洗剤・柔軟剤 | ー | ー |
| 東芝 AW-8DPB6 | 8kg | 液体洗剤・柔軟剤 | ー | ー |
| シャープ ES-SW11L | 11kg | 液体洗剤・柔軟剤 | ー | 6か月に1回程度 |
| アクア AQW-VP14B | 14kg | 洗剤・柔軟剤+カスタムタンク | 各約750mL | 2〜3か月に1度 |
| アクア AQW-VP12B | 12kg | 洗剤・柔軟剤+カスタムタンク | 各約750mL | 2〜3か月に1度 |
| アクア AQW-VP10B | 10kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 各約560mL | 2〜3か月に1度 |
| アクア AQW-VP9B | 9kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 各約560mL | 2〜3か月に1度 |
| アクア AQW-VP8B | 8kg | 液体洗剤・柔軟剤 | 各約560mL | 2〜3か月に1度 |
アクアのお手入れ目安は、2025年6月のVPシリーズ(AQW-VP14A/VP12A/VP10A/VP9A/VP8A)の発表資料に載っていた数字です。今回の表のB型番の発表資料には、同じ記載が見当たりませんでした。
タンク容量は約430〜約1,010mL。2.3倍ひらく
数字が取れた範囲でいちばん小さいのは日立BW-X120Pの液体洗剤タンクで約430mL、いちばん大きいのはパナソニックNA-LX129Eのタンク1で約1,010mLでした。同じ「自動投入つき」でも、タンクの大きさは2.3倍ひらいています。
小さいほうにははっきりした注意書きが付いています。日立はBW-X120Pの取扱説明書で、自動投入を使う前の準備として「液体洗剤や柔軟剤の種類によっては、詰め替え用の容量が入りきらないものがあります。確認してから入れてください」と書いています。
この図鑑で柔軟剤15製品を集めたときの詰め替えは、業務用と本体ボトルを除くと700〜1,470mLでした。約430mLや約530mLのタンクには、その多くが1袋分は入りません。補充の回数は、洗濯の頻度ではなくタンクの大きさで決まります。
並べると、ドラム式のほうがタンクが大きい傾向がありました。数字が取れた17機種のうち、ドラム式は約580〜約1,010mL、縦型は約430〜約750mLです。ただしパナソニックNA-VG2900(ドラム・柔軟剤約580mL)はアクアAQW-VP14B(縦型・各約750mL)より小さく、形だけで決まってはいません。
入れていいのは「液体の合成洗剤と柔軟剤」まで
タンクに何を入れられるかは、メーカーによって線の引き方が違いました。
日立はBD-STX130Mの取扱説明書で、自動投入できるものを「液体洗剤(※液体合成洗剤のみ)」「柔軟剤」の2つとし、できないものとして「粉末洗剤」「おしゃれ着用洗剤」「液体石けん」「漂白剤」を挙げています。縦型BW-X120Pの取扱説明書では、これに「容器に『使用量の目安』が記載されていないもの」「粉石けん」「重曹」が加わります。
シャープは洗剤ガイドで「自動投入部(タンク)に入れて使えるものは、液体合成洗剤と柔軟剤です。液体石けんやおしゃれ着用液体中性洗剤は、自動投入部に入れないでください」と書き、漂白剤は自動投入を使うときも手動投入部に入れるよう指定しています。
パナソニックだけ線の位置が違います。自動投入で使えるものとして「液体洗剤」「柔軟剤」に加え、「おしゃれ着洗剤(おしゃれ着用液体中性洗剤)※トリプル自動投入機種のみ」「酸素系液体漂白剤※トリプル自動投入で『選べるタンク』のある機種のみ」を挙げています。使えないものは漂白剤・粉末洗剤・液体石けん・粉石けんです。
アクアも上位2機種で同じ方向です。VPシリーズの発表資料では、カスタムタンクに入れられるものを「①液体洗剤 ②柔軟剤 ③酸素系液体漂白剤 ④おしゃれ着用洗剤」の4つとしています。
つまり、おしゃれ着洗剤や酸素系液体漂白剤まで自動で入るのは、3つめのタンクを持つ機種だけでした。今回の範囲ではパナソニックのNA-LX129E・LX127E・LX125E・FA12V6と、アクアのAQW-VP14B・VP12Bの6機種です。
東芝については、自動投入で使える洗剤・使えない洗剤の線引きを書いたページを、今回開いた公式ページの中では見つけられませんでした。
ジェルボールについて公式に書いていたのはシャープだけで、洗剤ガイドに「ジェルボール型洗剤・香り付けビーズは、直接ドラムに入れてください」とあります。他社の公式ページでは、ジェルボールへの言及が見当たりませんでした。
「水30Lに30mL」が上限になっている
もうひとつ、粘度ではなく量で線を引いているメーカーがありました。
日立はBD-STX130MのWebマニュアルで「水30Lに対する使用量が30mLを超える洗剤は、自動投入では使用できません」と書いています。縦型BW-X120Pの取扱説明書でも、自動投入できない洗剤の一覧に「水量30Lに対する使用量が30mLを超える洗剤」が入っています。
シャープは洗剤ガイドで、基準量を「3〜30mLの範囲で設定できます」としています。上限は日立と同じ30mLです。
日立が公開している「自動投入で使用可能な液体洗剤」の表(2026年3月9日時点)には、6社ぶんの液体洗剤53製品が使用量つきで並んでいます。数字は6〜30ml/30Lで、いちばん多いのは10ml。6mlは「アタック ZERO 自動投入専用」と「NANOX 自動投入洗濯機専用」の2つでした。
| 使用量(水30L) | 表に載っている数 |
|---|---|
| 6ml | 2 |
| 10ml | 15 |
| 13ml | 2 |
| 15ml | 3 |
| 25ml | 11 |
| 27ml | 9 |
| 30ml | 11 |
パナソニックは量の上限ではなく銘柄で答えています。「現在市販されている液体洗剤・柔軟剤・酸素系液体漂白剤はすべてお使いいただけます。(2025年2月現在)」という書き方です。そのうえで銘柄別の基準量を公開しており、洗剤は6〜30ml、柔軟剤は5〜20ml、おしゃれ着用洗剤はエマール・アクロンとも40ml、漂白剤は20〜40mlでした。おしゃれ着洗剤と漂白剤だけが30mLの枠から外れていて、これらを自動で入れられるのが3つめのタンクを持つ機種だけ、という並びになっています。
粘度に触れていたのはシャープだけでした。ウォーターポンプ方式の説明として「逆止弁を通るとすぐに洗剤が水に混ざる設計なので、投入経路が詰まりにくく、粘度が高い液体洗剤・柔軟剤でも使用可能です」と書いています(注記は「国内向けの商品に限ります」)。他の4社の公式ページには、粘度という言葉が見当たりませんでした。
入れすぎを防ぐのは機械ではなく、登録した基準量
パナソニックは基準量を「水30Lに対する洗剤・柔軟剤の使用量のこと」と定義し、「初めて自動投入を使うときや、洗剤や柔軟剤の銘柄を変えるときは、基準量の設定が必要です」と書いています。日立も同じで、容器に記載された使用量を洗剤と柔軟剤それぞれに設定させます。
ここが効いてきます。パナソニックが公開している柔軟剤の基準量を並べると、こうなります。
| 柔軟剤 | 基準量(水30L) |
|---|---|
| ハミング 消臭実感 自動投入専用 | 5ml |
| ふんわりソフラン | 7ml |
| ハミング/ハミング フレア フレグランス/イロカ/アロマリッチ/ソフラン プレミアム/ソフラン エアリス | 10ml |
| レノア/さらさ | 16ml |
| ハミング(特大) | 20ml |
いちばん少ない5mlといちばん多い20mlで4倍です。自動投入が消してくれるのは「毎回のキャップ計量のブレ」であって、この銘柄ごとの差ではありません。5mlの専用品を使っているのに登録が10mlのままなら、倍の量が毎回自動で入り続けます。
柔軟剤代そのものが銘柄でどれだけ動くかは、別の記事で15製品ぶん計算しました。1回あたり3.8円から29.3円まで、7.7倍の開きがありました。
→ 柔軟剤は1回いくら?15製品で計算したら7.7倍の差があった
日立はもうひとつ、残量についての注意も書いています。「残量が少ない状態で放置すると、タンク内の液体洗剤や柔軟剤が固まりやすくなり、経路が詰まる原因となりますのでご注意ください」。使い切ってから足す運用は、自動投入では向かないということです。
お手入れの目安は2〜3か月と6か月に割れる
タンクと経路のお手入れについて、公式の目安は次のように分かれました。
| メーカー | 目安 | 公式が書いている手順 |
|---|---|---|
| 日立 | 2〜3か月に1回 | タンクを外して水洗いし、約40℃のお湯を入れて経路洗浄。継続使用中は「4分」、使っていなければ「9時間」。洗剤と柔軟剤の経路は片方ずつ |
| パナソニック | 3か月ごと | 「自動投入お手入れ」で約4分。経路が詰まったときは「自動投入お手入れ(しっかり)」で約45分 |
| アクア | 2〜3か月に1度 | タンクを取り外して水洗い、洗浄モードあり |
| シャープ | 6か月に1回程度 | タンクに水を入れ、洗浄モードを設定してスタート。洗剤・柔軟剤の両方で約5分、片方だけなら約3分 |
| 東芝 | ー | 今回開いた公式ページに記載が見当たらず |
シャープの6か月には注記が付いていて、「同じ洗剤、柔軟剤のご使用で、1日2回洗濯を行った場合の目安です。お使いの状況によってお手入れの頻度は異なります」とあります。仕組みの説明としては、洗濯するごとに水が流れる構造(ウォーターポンプ方式)だから詰まりにくい、という書き方です。
どのメーカーも共通して、目安の期間が来ていなくてもお手入れが要るときとして「洗剤や柔軟剤の種類を変えるとき」「1か月以上使わなかったとき」を挙げています。銘柄を変えるたびに、基準量の設定変更とお手入れがセットで発生します。
同じ容量で、有無だけが違う型番がある
自動投入つきが何円からなのかは、今回は出せませんでした。5社とも公式ページはオープン価格で、本体価格の記載がありません。
代わりに取れたのは、同じ容量帯で有無が分かれている型番の並びです。東芝はいちばんはっきりしていて、10kgの縦型に2つの型番を置いています。
| 機種 | 容量 | 公式の紹介文 |
|---|---|---|
| 東芝 AW-10DPB6 | 10kg | 抗菌ウルトラファインバブル洗浄Wと自動投入機能を搭載の10kgタイプ |
| 東芝 AW-10DHB6 | 10kg | 抗菌ウルトラファインバブル洗浄W搭載、自動投入無しの10kgタイプ |
洗浄機能の名前が同じで、紹介文の違いが自動投入の有無だけです。同じシリーズ・同じ容量で、自動投入の有無だけが分かれた型番が置かれているということです。
他社でも、上位から順に載っていく形が見えました。今回確認できた、自動投入の記載がない現行機は次の6機種です。
| 機種 | 容量 | 自動投入 |
|---|---|---|
| 日立 BW-V100P | 10kg | 仕様の「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」欄が「ー」 |
| 日立 NW-50H | 5kg | 同欄が「ー」 |
| パナソニック NA-LX113E | 11kg/6kg | 仕様に自動投入の欄がなく、トリプル自動投入の対応機種にも入っていない |
| パナソニック NA-F7PB3 | 7kg | 同上 |
| 東芝 AW-10DHB6 | 10kg | 紹介文が「自動投入無しの10kgタイプ」 |
| シャープ ES-GV10L | 10kg | 仕様の洗浄機能欄が「穴なしサイクロン洗浄」のみ |
パナソニックのドラム式で見ると、12kgのLX129E・LX127E・LX125Eにはトリプル自動投入が載り、11kgのLX113Eには自動投入の記載がありません。日立の縦型では、12kgのBW-X120Pに載り、10kgのBW-V100Pの欄は「ー」でした。
結論——タンクの大きさと、3つめのタンクの有無で決まる
1. 自動投入つきは26機種。ドラム式10機種、縦型16機種で、5社すべてが出しています。上位から順に載っていく機能で、同じ容量で有無だけが違う型番も置かれています
2. タンク容量は約430〜約1,010mL。数字が取れたのはパナソニック・日立・アクアの範囲です。日立BW-X120Pのように約430mLの機種は、公式が「詰め替え用の容量が入りきらないものがあります」と書いています。詰め替え1本をそのまま移したいなら、容量を先に見てください
3. おしゃれ着洗剤まで自動で入るのは6機種だけ。パナソニックのNA-LX129E・LX127E・LX125E・FA12V6と、アクアのAQW-VP14B・VP12Bです。他は液体の合成洗剤と柔軟剤までで、おしゃれ着洗剤・漂白剤・粉末洗剤・液体石けんは手動投入に回ります
4. お手入れの目安は2〜3か月と6か月に割れる。日立・パナソニック・アクアが2〜3か月、シャープが6か月に1回程度です。どこも「銘柄を変えるとき」は期間に関係なくお手入れと設定変更が要ります
5. 入れすぎを止めるのは基準量の登録。パナソニックの柔軟剤の基準量は5〜20mlで4倍の幅があります。専用品に替えたのに登録が前のままだと、そのズレを毎回くり返します
この記事が向かないのは、自動投入つきの本体価格を知りたい人です。5社とも公式ページはオープン価格で本体価格を出しておらず、価格帯の比較は今回の調べ方ではできませんでした。
ふわり「タンクが小さい機種ほど、詰め替え1本が入りきらないことがあります。補充の回数は、洗濯の回数ではなくタンクの大きさで決まります」
タンク容量・お手入れの目安・使える洗剤の記載は、いずれもメーカーの公表値をそのまま転記したものです。仕様は改定されることがあるため、購入前に各機種の最新の取扱説明書をご確認ください。
調査・編集:洗濯図鑑編集部。ふわりは記事の案内役のキャラクターです(実在の人物ではありません)。
この記事の調べ方と、分からないこと
2026年8月5日に、日立・パナソニック・東芝・シャープ・アクアの5社の公式サイトを1機種ずつ開いて集めました。参照したのは、製品ページ、仕様ページ、商品特長ページ、公式のWebマニュアルと取扱説明書PDF、公式ニュースリリースPDFです。実機を分解して測ったものではなく、各社が公開している値の転記です。自動投入の有無は、仕様表の「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」欄または「洗浄機能」欄の記載で判定しました。
日立の仕様表はスクリプトで読み込まれる作りだったため、同じページが読み込んでいる公式の仕様データ(kadenfan.hitachi.co.jp/wash/common/json/)も併せて確認しています。タンク容量は各機種の取扱説明書PDFから取りました。BW-X120Pの取扱説明書は数字が画像に近い形で埋め込まれていたため、該当ページを拡大表示して読み取っています。
パナソニックの基準量の表と、日立の「自動投入で使用可能な液体洗剤」の表は、洗剤メーカーではなく洗濯機メーカーが公開しているものです。洗剤側のパッケージ表示と食い違う場合があるかどうかは、今回は照合していません。日立の表の53製品という数と使用量の分布は、公開されている表を機械で数え直したものです。
分からなかったことを書いておきます。
第一に、東芝のタンク容量です。商品ページ・寸法/仕様ページ・商品特長ページのいずれにも数値の記載がなく、同社サイト内の記事ページ(content.toshiba-lifestyle.com)は機械的なアクセスが拒否されたため、確認できていません。東芝については、使える洗剤・使えない洗剤の線引きと、お手入れの頻度も同じ理由で取れていません。
第二に、シャープの現行機のタンク容量です。ES-12X1・ES-SW11Lの仕様ページにも自動投入の特長ページにも記載がなく、数値が取れたのは1つ前の世代(ES-X11B・ES-V11B)の公式洗剤ガイドで、液体洗剤タンク・柔軟剤タンクとも約600mLでした。現行機で同じかどうかは確認できていないため、表では「ー」にしています。この記事で引いたシャープの「使えるもの・使えないもの」「ジェルボールの扱い」「お手入れの所要時間」も、同じ洗剤ガイドの記載です。
第三に、価格です。5社とも公式ページに本体価格の記載がなく(オープン価格)、縦型とドラム式で自動投入つきの価格帯がどう違うかは、一次情報からは出せませんでした。実売価格は今回集めていません。
第四に、アクアのドラム式AQW-DXS12Aです。機能一覧の表記が「洗剤自動投入」だけで、柔軟剤も自動投入されるのか、タンク容量がいくつかを確認できなかったため、表から外しています。
第五に、アクアのB型番のお手入れ目安です。2026年5月のニュースリリースには記載が見当たらず、表に載せた「2〜3か月に1度」は2025年6月のA型番のニュースリリースの記載です。
第六に、粘度です。粘度に触れているのはシャープだけで、他社は粘度ではなく「液体合成洗剤かどうか」「使用量が30mLを超えないか」で線を引いています。粘度が何mPa・sまでといった数値は、5社のどのページにも見当たりませんでした。
なお、この記事は現行ラインアップに載っている機種で揃えています。生産終了品は表に入れていません。